セキセイインコを飼っておられる方は、その鼻の色に変化が見られた経験があるかもしれません。
特にメスのセキセイインコにおいて、発情期に鼻の周りが茶色く変色する現象が見られます。この記事では、その理由について詳しく解説します。
セキセイインコの発情とは
セキセイインコは性格が陽気で社交的なため、発情期が訪れると様々な行動や身体の変化が見られます。発情期は通常春から夏にかけてやってきますが、環境や飼育状況によって変動することがあります。特に我が家はマンション住まいということもあり部屋の中が年中快適で暖かいため、季節に関わらず発情期がやってくる状況です。
メスのセキセイインコの鼻が茶色く変色する理由
↓ 通常の様子 ↓
↓ 発情期により鼻が茶色くなった様子 ↓
ホルモンの影響
メスのセキセイインコが発情期に入ると、体内のホルモンバランスが変化します。これに伴い、鼻周りの羽毛に含まれるメラニンの量が増加し、茶色く変色することがあります。
求愛行動の一環
発情期になると、セキセイインコは求愛行動を始めます。鼻の色が変わることは、他のセキセイインコに対して自分をアピールするための一環とされています。茶色い色合いは、性的成熟を示すサインとも言われています。
巣作りの準備
メスのセキセイインコは発情期になると、巣作りの本能が強まります。鼻周りの茶色い色合いは、巣作りに向けたエネルギーと興奮の表れと考えられています。
発情期のセキセイインコに対する適切なケア
適切な環境の提供
発情期になるとセキセイインコは活発になります。放鳥時間には遊び道具を与えてあげるなど、ストレスを軽減するための環境づくりを行ってあげましょう。
バランスの取れた食事
発情期のセキセイインコには、適切な栄養摂取で健康をサポートしてあげましょう。バランスの取れた食事を心掛け、必要に応じて栄養補助食品も検討しましょう。
穏やかな接触とコミュニケーション
発情期のセキセイインコは敏感な時期です。怒りっぽくなり、噛みやすくなったりもします。穏やかな声で接し、定期的なコミュニケーションをとることで、インコとの信頼関係を築きましょう。
まとめ
セキセイインコのメスの鼻の周りが茶色く変色するのは、発情という自然な現象であり、性的成熟や求愛行動の一環です。飼い主としては、この時期に適切なケアにより接し、愛鳥との絆を深めることが重要です。なお、この記事では便宜上「鼻」と呼んでいますが、変色するのは厳密には「ろう膜」と呼ばれる場所で、茶色くなったろう膜は時間の経過と共に剥がれ落ち、またもとの白っぽい色に戻ります。セキセイインコのメスは発情期になると様々な変化が見られますが、理解と愛情をもってこの時期を乗り越えれば、より健康でハッピーなセキセイインコとの生活が楽しめると思います!
ちなみに、上でも書いたように、我が家はマンション住まいのため部屋が暖かく、昨年の冬から飼い始めたセキセイインコが春~夏にかけて一度発情期が訪れたかと思うと、冬になりまたろう膜が茶色く変色し、発情期がやってきました。。適度に季節感も与えないといけないのですが、なかなか難しいですね。